presamp.iniの仕様 ver1.7

presamp.ini の仕様


注意書き

まだプリセットエディタを作ってませんので「どうしても!」って方向けコアな記事です.
適当に弄ってバグっても保証はしかねます.
presamp.iniを削除すれば次の起動時にデフォルト値の物が生成されます.
空欄の行があると読込失敗します.(ver1.7で改善したかも)


適用範囲

ver1.2:
presamp ver 0.64以降
predit ver 1.20以降

ver1.3:
presamp ver 0.830以降
predit ver1.30以降

ver1.4:
presamp ver0.841以降
predit ver1.40以降

ver1.5:
presamp ver0.850以降
predit ver1.50以降

ver1.5(英語音源向け拡張 音源側プリセットのみ):
presamp ver0.865以降

ver1.6:
presamp ver0.866以降
predit ver1.60以降

ver1.7:
presamp ver0.890以降
predit ver1.70以降


保存場所

~presamp ver 0.714まで
%appdata%\UTAU\presamp\presamp.ini

~presamp ver 0.801まで
%appdata%\UTAU\presamp_DV\presamp.ini

~presamp ver 0.845まで
%appdata%\UTAU\presamp_DV08\presamp.ini

~presamp ver 0.871まで
%appdata%\UTAU\presamp_DV0850\presamp.ini

現行バージョン
%appdata%\UTAU\presamp_DV0890\presamp.ini

また音源フォルダ直下(prefixmapとかと同じ場所)に作成すると一部項目を音源ごとに設定できます.


書式

[エントリ]
パラメータ
パラメータ
パラメータ
[エントリ]
パラメータ


と言う具合に設定していきます.


[VERSION]

デフォルト値:
1.7


presamp.iniのバージョン情報です.
いまのところパラメータは1.21.31.41.51.61.7にしてください.
0.830DV以降は1.3
0.841DV以降は1.4
0.850DV以降は1.5
0.866DV以降は1.6
0.890DV以降は1.7です.


[LOCALE]

デフォルト値:
0

preditの言語設定です.
0で日本語,1で英語化,2でハングル化,3で繁体字化します.

エラーメッセージは日本語しか用意してません.
将来的には外部ファイルから言語設定を読み込めるようにする予定です.


[RESAMP]

デフォルト値は
C:\Program Files\UTAU\resampler.exe
C:\Program Files\UTAU\resampler.exe

伸縮器(resamp)のフルパスです.
1行目が標準のエンジン
2行目がフラグ「/1」で使えるエンジン
3行目がフラグ「/2」で使えるエンジン

となっています.
細かい実験はしていませんが理論的には何行でも追加可能です.

exeが存在しない場合,UTAU本体と同じフォルダにあるresampler.exeを参照します.
/2までしか指定していないのに/4等のフラグを設定した場合,標準エンジンを使います.


[TOOL]

デフォルト値:
C:\Program Files\UTAU\wavtoolex.exe

結合器(append)のフルパスです

exeが存在しない場合,UTAU本体と同じフォルダにあるwavtool.exeを参照します.


[VOWEL]

デフォルト値:
a=あ=ぁ,あ,か,が,さ,ざ,た,だ,な,は,ば,ぱ,ま,ゃ,や,ら,わ,ァ,ア,カ,ガ,サ,ザ,タ,ダ,ナ,ハ,バ,パ,マ,ャ,ヤ,ラ,ワ=100
e=え=ぇ,え,け,げ,せ,ぜ,て,で,ね,へ,べ,ぺ,め,れ,ゑ,ェ,エ,ケ,ゲ,セ,ゼ,テ,デ,ネ,ヘ,ベ,ペ,メ,レ,ヱ=100
i=い=ぃ,い,き,ぎ,し,じ,ち,ぢ,に,ひ,び,ぴ,み,り,ゐ,ィ,イ,キ,ギ,シ,ジ,チ,ヂ,ニ,ヒ,ビ,ピ,ミ,リ,ヰ=100
o=お=ぉ,お,こ,ご,そ,ぞ,と,ど,の,ほ,ぼ,ぽ,も,ょ,よ,ろ,を,ォ,オ,コ,ゴ,ソ,ゾ,ト,ド,ノ,ホ,ボ,ポ,モ,ョ,ヨ,ロ,ヲ=100
n=ん=ん=100
u=う=ぅ,う,く,ぐ,す,ず,つ,づ,ぬ,ふ,ぶ,ぷ,む,ゅ,ゆ,る,ゥ,ウ,ク,グ,ス,ズ,ツ,ヅ,ヌ,フ,ブ,プ,ム,ュ,ユ,ル,ヴ=100
N=ン=ン=100

母音の設定です.
音源側プリセットで設定可能な項目です

書式は
v=V=CV,CV,CV…=vol

前のノート末尾にCVが含まれるとき
VCやVCVではvが使われます.
CVは今のところ1文字限定です.

Vはロングトーンや語尾息のために設定してるパラメータですが,現在使われていません.
「a あ息R」「あー」みたいな形式の時に「あ」を持ってくるために使う予定です.

volは音量の倍率で母音ごとに音量変化をする機能を作ろうと思ってつけたパラメータですが,現在使っておりません.


[CONSONANT]

デフォルト値:
ch=ch,ち,ちぇ,ちゃ,ちゅ,ちょ=1
gy=gy,ぎ,ぎぇ,ぎゃ,ぎゅ,ぎょ=1
ts=ts,つ,つぁ,つぃ,つぇ,つぉ=1
ty=ty,てぃ,てぇ,てゃ,てゅ,てょ=1
py=py,ぴ,ぴぇ,ぴゃ,ぴゅ,ぴょ=1
ry=ry,り,りぇ,りゃ,りゅ,りょ=1
ny=ny,に,にぇ,にゃ,にゅ,にょ=0
r=r,ら,る,れ,ろ=1
hy=hy,ひ,ひぇ,ひゃ,ひゅ,ひょ=0
dy=dy,でぃ,でぇ,でゃ,でゅ,でょ=1
by=by,び,びぇ,びゃ,びゅ,びょ=1
b=b,ば,ぶ,べ,ぼ=1
d=d,だ,で,ど,どぅ=1
g=g,が,ぐ,げ,ご=1
f=f,ふ,ふぁ,ふぃ,ふぇ,ふぉ=0
h=h,は,へ,ほ=0
k=k,か,く,け,こ=1
j=j,じ,じぇ,じゃ,じゅ,じょ=0
m=m,ま,む,め,も=0
n=n,な,ぬ,ね,の=0
p=p,ぱ,ぷ,ぺ,ぽ=1
s=s,さ,す,すぃ,せ,そ=0
sh=sh,し,しぇ,しゃ,しゅ,しょ=0
t=t,た,て,と,とぅ=1
w=w,うぃ,うぅ,うぇ,うぉ,わ,を=0
v=v,ヴ,ヴぁ,ヴぃ,ヴぅ,ヴぇ,ヴぉ=0
y=y,いぃ,いぇ,や,ゆ,よ,ゐ,ゑ=0
ky=ky,き,きぇ,きゃ,きゅ,きょ=1
z=z,ざ,ず,ずぃ,ぜ,ぞ=0
my=my,み,みぇ,みゃ,みゅ,みょ=0


子音の設定です.
音源側プリセットで設定可能な項目です

書式は
c=CV,CV,…=[crossfade flag](=[VCLENGTH])

VCを呼び出すときに,後ろのノートがCVに該当すればcを使います.
母音の設定のCVとは異なり完全一致です.

[crossfade flag]は0か1で設定してください.
1に設定するとVCとCVをクロスフェードしません.
無音とクロスフェードする破裂音など「クロスフェードする弊害が大きい子音」に設定してください.

ver1.4以降
[VClength]は書いても書かなくてもいいです.書かない場合は0
0の時CVの原音設定からVC長取得,1の時VCの原音設定からVC長取得します


[PRIORITY]

デフォルト値:
k,ky,g,gy,t,ty,d,dy,ch,ts,b,by,p,py,r,ry

連続音とCVVCの両方がある時CVVCを優先する設定です.
音源側プリセットで設定可能な項目です

書式は
CV,CV,CV…

[あ][k]を[あ][a k]と変換してしまうとkの音が鳴らないので,[あ][a k][k]と変換してほしい.
みたいな状況で使います.

CVは完全一致のみ.連続音には一切変換しなくなるのでCVVC化できない場合は単独音のまま出力します.

音源側プリセットとしては,破綻してる連続音部分を自動でCVVCで迂回する設定にできなくもないですが,直前の母音に関わら一括の設定しかできないので若干微妙
例)[o も]を迂回するために[も]を設定すると[a も]もCVVC化しようとする(a mがなければ単独音化する)


[REPLACE]

デフォルト値:
多いから省略
(ローマ字を平仮名に変換.[を]を[お]に変換)


歌詞の置き換え設定です.
音源側プリセットで設定可能な項目です.

書式は
CV1=CV2

CV1をCV2に置き換えます.

ローマ字ustの流用,海外ユーザの方の利用,録音漏れ音素の音抜け防止,ホモくれ音源みたいな音源のノート変換(歌詞を母音化するプラグインのかわり)

を想定しています.


[ALIAS]

デフォルト値:

VCV=%v%%VCVPAD%%CV%
BEGINING_CV=-%VCVPAD%%CV%
CROSS_CV=*%VCVPAD%%CV%
VC=%v%%vcpad%%c%,%c%%vcpad%%c%
CV=%CV%,%c%%V%
C=%c%
LONG_V=%V%ー
VCPAD=
VCVPAD=
ENDING1=%v%%VCPAD%R
ENDING2=-

preset ver1.5以降で記述されていますが現在使用されておりません
preset ver1.7で対応しました
エイリアスの書式を指定します.
%v%,%V%はVOWELから
%c%,%CV%はCONSONANTから情報を拾ってきます.
VCPAD,ENDING1,ENDING2については,それぞれ[VCPAD][ENDTYPE1][ENDTYPE2]が定義されていればそちらが優先されます.

音源側プリセットで指定できます


[PRE]

デフォルト値:

書式
prefix1
prefix2


preset ver1.5以降で動作します.

[A3あ]のようなprefixを正常に解析するための設定項目です.
1行に1種類ずつprefixを指定してください.

音源側プリセットで指定できます


[SU]

デフォルト値:%num%%append%%pitch%

重複文字:%num%([あ2]の2)
アペンド名:%append%([あ強]の強)
音高名:%pitch%([あG4]のG4)
を解析する際の順番を指定します.

preset ver1.5以降で動作します.

現時点では出力エイリアスはデフォルトの並び順固定です.
今後の拡張をお待ちください.

音源側プリセットで指定できます


[NUM]
[APPEND]
[PITCH]

preset ver1.5以降で動作します.

それぞれ重複番号,アペンド名,音高名を解析するための一覧になります.

特殊命令:
@UNDERBAR@
記述すると,指定したエイリアスの直前にアンダーバーがあった場合セットで認識します.

@UNDERBAR@無しの場合
[あ_G4]→G4と認識
@UNDERBAR@ありの場合
[あ_G4]→_G4と認識


@NOREPEAT@
記述するとエイリアスの繰り返しを許可しません.
@NOREPEAT@無しの場合
[あ22]→22と認識
@NOREPEAT@ありの場合
[あ22]→2と認識

音源側プリセットで指定できます


[ALIAS_PRIORITY]
[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND]
[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]]

preset ver1.7以降で動作します.

それぞれ通常,アペンド名違い,同一アペンド名音高違い時のエイリアス優先順位を指定します.

デフォルト値:
VCV
CVVC
CROSS_CV
CV
BEGINING_CV

ただしアペンド名違い,ピッチ名違いはVCVとCVVCの順番が逆です.
それぞれのエイリアスの意味については[APPEND]の項目で指定した通りのエイリアスとなります.


音源側プリセットで指定できます


[SPLIT]

デフォルト値:1

音源側プリセットで指定できます
preset ver1.5以降で動作します

ノートの自動分割機能に関する設定です.
0にするとノートの自動分割を行わなくなります.


[MUSTVC]

デフォルト値:0

音源側プリセットで指定できます
preset ver1.6以降で動作します

CVVC化した時にCVの母音部分の長さが20msを下回るとVCを生成しません(presamp仕様)
この項目を1にすると,CVが極めて短くなるケースでも必ずVCを生成するようになります.
この場合のVC長は原音長ではなく,CV長と同じ長さになります.

英語や中国語など二重母音を含むライブラリでは1にしてください.



[CFLAGS]

デフォルト値:p0

子音単体音または二重子音の時自動でフラグを付与します.
音源側プリセットで指定できます

preset ver1.3以降で動作します
preset ver1.2に記述するとpresampが落ちます


子音と認識されるのは,[consonant]c=CV,CV...=FLAGで指定されているCのエイリアスのみです.


[VCLENGTH]

デフォルト値:0

preset ver1.4以降で動作します
preset ver1.2に記述するとpresampが落ちます

CVVCのVCのノート長を取得する場所を選びます.
0の場合はCVの原音設定から
1の場合はVCの原音設定から取得します.

なおこちらで1を指定した場合,consonantの子音ごとのvclength設定は無視されます.


[ENDTYPE1]
[ENDTYPE2]

デフォルト値:
なし


語尾音素の書式設定です.[ENDFLAG]で3を指定した場合のみ動作します.
ver1.5英語音源対応版の音源側プリセットのみ指定できます

休符を変換するときの語尾音の規則を[ENDTYPE1]に
末尾にエイリアスを付け足すときの語尾音の規則を[ENDTYPE2]に指定します.
書式は[ENDTYPE]と同じです.

ver1.7以降はAPPENDに統合されましたが,前方互換性として残しておきます.


[ENDTYPE]

デフォルト値:
%v% R

語尾音素の書式設定です.
音源側プリセットで指定できます

preset ver1.3以降で動作します
後述のENDFLAGの値によって挙動が変わります.


ver1.7以降はAPPENDに統合されましたが,前方互換性として残しておきます.
%v%:a,i,uなどvowelで設定した母音
%V%:あ,い,うなどvowelで設定した代表的なCV
それ以外の文字はそのまま出力される予定です.


[VCPAD]

デフォルト値:

(半角スペース)


音源側プリセットで設定可能な項目です.

「CVは[ka]なんだからVCも[ak]って入力したい!」という要望を大昔に頂いたので実装してる機能です.
VCの書式を
%v%%vcpad%%c%
にします.

主に海外向け.
唐突にVCのエイリアスを[a+k]とか名づけたくなった人は使ってもいいですが,あんまりちゃんとテストしてないです.

空欄の行があるとpresampが落ちるので現在は全く役に立ちません

ver1.7以降はAPPENDに統合されましたが,前方互換性として残しておきます.


[ENDFLAG]

デフォルト値:
1

ver1.3以降ではデフォルト値0

ver1.3以降で動作します
自動的に語尾音素を使うかどうかの設定です.
音源側プリセットで設定可能な項目です.


0で自動語尾音オフ

1で休符を語尾音に変換するタイプの設定
ex)
ノートが[あ][R]でendtypeが%v% Rならば
[あ][a R]に変換します


2で語尾のノートが変化するタイプの設定
ex)
ノートが[a k][R]でendtypeが-の場合
[a k-][R]に変換します.


ver1.5英語音源拡張版以降の音源側プリセットのみ
3に設定すると1,2両方の動作を自動で使い分けるようになります.


[BATNUM]

デフォルト値:
16

presampの高速化の設定です.
数字は1~CPUコア数の2倍まで

どんなに大きい数字を指定してもコア数の2倍で抑制されます.