UTAUユーザーのためのblenderでMMDモデル作る(3.下絵を準備する)

目次

  1. 前書き
  2. 環境構築
  3. 下絵を準備する(← この記事です)
  4. blenderの準備
  5. 顔を作る1_目の縁
  6. 顔を作る2_鼻・口
  7. 顔を作る3_前面
  8. 顔を作る4_後頭部
  9. 目を作る

この記事でやること

  1. どんな下絵が欲しいかについて(要件定義)
  2. 下絵の例
  3. 下絵の作成

どんな下絵が欲しいか

以下の条件を満たす下絵を準備していきます。

  • なるべくパースのついてない下絵を準備する。

    モデリング作業中はほとんど、正透視で作業するため、下絵も正透視に近いほうが楽です。

    f:id:delta_kuro:20211101103315p:plain
    モデル:仄歌エリー@きみがため_Normal

  • 体のバランスがわかればOK

    自分でモデリングするだけなので、衣装についての詳細な資料は不要です。

    f:id:delta_kuro:20211101103537p:plain
    モデル:仄歌エリー@きみがため

  • 顔と体は左右対称 素体を左右対称で作り、その上から非対称のものを重ねていきます。

下絵の例

本文で説明する下絵の作成方法は絵が描けない人向けなので、具体的な下絵の作成方法の説明前に下絵のサンプルを上げます。

自分で描ける人は好きな方法で描いて大丈夫です。

自分でモデリングするのならこのぐらいで十分かと。

今回作成する下絵
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正面
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側面

下絵の作成

  1. 適当な縦長なキャンバスを作成する。(1000*1600にしました) ファイルから新規作成を選択

    f:id:delta_kuro:20211101104121p:plain

    幅と高さを設定して決定

    f:id:delta_kuro:20211101104207p:plain

  2. 3D人形を設置し、パースと体型を調整 [素材] > [すべての素材] > [3D] > [体系]から3D人形をキャンバスにドラッグ&ドロップ

    f:id:delta_kuro:20211101104428p:plain

    下部の右端のボタンからメニューを開く

    f:id:delta_kuro:20211101104454p:plain

    [カメラ]よりパースを最小に

    f:id:delta_kuro:20211101104535p:plain

    体型からキャラクターの体型を設定

    f:id:delta_kuro:20211101104559p:plain

  3. モデリングする時のポーズにあわせます。今回はTポーズで進めていきます。 肩をクリックして手先のターゲットを表示させます。

    f:id:delta_kuro:20211101104745p:plain

    腕が水平になるように移動させました。体は左右反転で作るので、片方だけでOK

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  4. 3D人形を参考に体型の輪郭を取っていきます。 f:id:delta_kuro:20211101104947p:plain

  5. 顔と髪を書き込んで完成です。

    • 眉・前髪は位置がわかればOKです。
    • 目・口は下絵に合わせて作っていくので割と真剣に

    f:id:delta_kuro:20211101103742p:plain

  6. 同様に側面図も作っていきます。顔パーツは正面図との整合に注意 3D人形の設定画面 > [配置]からY軸を-90度回転させます。

    f:id:delta_kuro:20211101105640p:plain

    正面図と同様に輪郭を取っていきます。

    f:id:delta_kuro:20211101105647p:plain

    顔の部分を正面図と比較してみましょう。なぜか鼻の位置が辻褄あってません。

    f:id:delta_kuro:20211101105750p:plain

    適当に補正しました

    f:id:delta_kuro:20211101105814p:plain

  1. 正面図、側面図をpngで保存します。保存するときは背景を見やすい色で塗りつぶしておきます。